文芸批評・創作方法論
【朝日新聞掲載の川柳】7/15 帰らぬ命 幸せ無限大*****************で今 この川柳を巡ってパッシングが起こっていますねこれは安倍さんが死んで幸せ無限大と言ってるわけです驚くべきことにFacebookの【原始林】という文芸グループでは、…
ピアノを練習せずに弾いても「ピアノを弾いてる」となり、適当に絵を描いても「絵を描く」となりますね。改行して文章を書くと{詩もどき}にはなります。でも明らかにちゃんとピアノを弾いたりちゃんと絵を描いたりした作品はすばらしい。練習も考えもしな…
ちょっと小説を考える21世紀の現在の小説芸術は20世紀に行われた様々な破壊と修正と創造の実験のあと、その成果でいくらでもなんでも表現できることの賜物である。昔からこんな小説作法があったわけではなくこんなアイデアがあったわけでもないそして2…
【小説論 2022/5/7】デッサンのように、好きな街の情景や、山の中や、海岸のことを書いていってみる。すると、人々の歩く姿やそれぞれの人間関係、ビルの中のお店の数々、山道で聞く鳥のさえずり、ざわざわとする木々を吹く風、眺望、波音やカモメの飛ぶ姿…
素人小説のポイントはふたつ。1.文体の破綻2.物語の破綻これまで坪内さんの小説は文体は安定しても、なぜだか降ってわいたような物語の破綻があって、う~んって感じが読後感だった。ところが今回は 最後まで物語が破綻しなかったということは、完璧な小…
日本語の詩について 江戸期まで。 戦後すぐくらいまでであっても 日本には3つの定型詩があった。 それは俳句と短歌と漢詩である ◎古池や 蛙飛び込む水の音 ◎泥棒をとらえてみれば我が子かな ◎痩せガエル負けるな一茶ここにあり ◎蝶々が韃靼海峡を渡っていっ…
今年は再読した、そして積読していたものを読了したカミュの 異邦人太宰治の 斜陽渡辺淳一の 流氷への旅JPホーガンの 巨人たちの星 ガニメデの優しい巨人モーパッサンの 主要な短編集バルザック 谷間のゆり森村誠一 の何か他にも再読したような気がするがぱ…
【小説作法 ひとつの方法|パラシュート型展開法】*****************創作をしていると、当初描いたものと違うものに変わることがよくあります。はじめから終わりまでを時系列に書くことに意味はないのかもしれません。パラシュート創作法…
かつて叙情詩の時代は 韻を踏む 575などで音を整える という音楽的な響きが重視されていました 俳句や短歌でその日その時の心情は十分表現できます でもなぜ今ここにいるのか これからどこう向かうのか? 私の中の二つの感情が葛藤している などは俳句や…
【 大村氏の 「胡麻ぽん」を読んで 】************全体として、いつも言うことですが、安定した筆致で面白く読めます。実際物語は面白い。描写はうまくて、納得しながら読めます。なので技術的にはもうなんの問題もないレベルだから、構成や主…
【序文:大村さんの「社長が店にやってくる」】*********************読了しました。この作品については多くのことを語り合いたいと思います。リアルにお酒を飲みながら合評会したら楽しいだろうと思える作品です。まず前提として申し…
詩を深く考える①詩を書く人は多い。前にも言いましたが、10文字くらい書いて改行して10行から20行くらい書けば詩に見えますから、一億総詩人だっていいんですけど、プロの俳句と素人の俳句、プロの短歌と素人の短歌がはっきり違うように、うまい詩とそ…
実はそれなりに小説を書くだけなら、誰でも書けるようになる。こんな感じで学習すればいい。1.小説の文体2.小説文体の原則 同じことを二回書かない、など10項目くらい3.小説の構成の原則 登場した人間や道具など、書いたままにせず必ず処理して決着…
現実より創作が人生であるレベルの作家について文学創作をするものは、この世の出来事が架空であり、文学創作の世界が現実である、そう小林秀雄が言いましたが、これは小林の意見というより、多くの作家や 詩人を研究した結果そうとしか思えないという感想…
文学を動画で語るようになって一カ月ほど。とても面白い。書けよと言われるかもしれないが、書くのは面倒であるというのは世界の作家や作品についてもし書けば、やはりちゃんと書くからいちいち時間もかかるのである。それが一回だけのしゃべりになると そ…
詩の味わい方は深いトータル的に文芸を書く場所がどこにもなくなったような気がするのであえてここに書きますが。わたしは文芸誌らむぷで、30代から10年小説修行をした。その話は何度か書いた。しかし実は詩についてはそれよりも長く、高校2年の時に福岡の…
昔から 文学は上院で自己啓発書は下院だと思っていた。つまり大所高所からの方針を決めるのは文学世界からの霊感で日常の人生を生きるためには自己啓発のメソッドを使うと。古典となって小説たちは何がすごいのだろう。現代小説で、たとえば帚木蓬生とか東…
動画です
A言葉が有機的とは言葉が肉体化しているということですね。言葉が肉体化しているというのはその言葉が作者によって十分に咀嚼されているということですそれとともにどの地平に作者が立っているかというのも大事でこの詩では作者はだいぶ余裕のある立ち位置に…
近代日本の詩人と言えば萩原朔太郎、三好達治、島崎藤村、北原白秋などが思い浮かびますが・・・・夏目漱石は実は近代日本の最大の詩人であった。そしてその漢詩の素晴らしさは日本文学史全体の中で最高峰と言われる室町五山文学の面々に、たった一人で比肩…
詩と小説の違いとは?詩と小説の違いを一言でいうと、どうなるだろう?みなさんのご意見を伺いたいと思いますぼくは、詩はソロの演奏で、小説はオーケストラとか四重奏だというとらえ方もしています詩=無に命や魂を吹き込むこと。小説=無から創造した、もの…
課題「鬼とオニ」 大村洋1 紺碧に染まった海に、空豆のような形をした小さな島がぽっかりと浮かんでいます。 それが、鬼ヶ島と呼ばれる鬼の国でした。 昔々、鬼と人間は一緒に暮らしていました。ところが、ある日、鬼と人間との間で争いが起こりました。→原…
小説におけるキャラ①パラドックスまずキャラが立つというのはどういうことかというと、そこに人形劇ではないrealな人間を作るということです。グループ内の小説で人物が独り歩きしているのは伊豆沖ランドの登場人物くらいです(笑)あとは自我の投影か、無味…
あなたが悩み苦しんだ最大の原因は何か?駄作を出してしまったということです。以下詳しく見て行きましょう。あなたがちゃんと書けばそれなりのレベルのものができたでしょう。あなたの腕が上がらない最大の理由とはこうです。孤独に刻みあげるべき文学創作…
村上春樹の文体村上春樹の文体は心地いい。読んでると安心さえする。物語よりも人気の秘密は明らかに文体にある。そのからくりはこうだ。デビュー以来変わらない彼の文体は、まず不安を奏でる、そして世をはかなむセリフを混ぜる、しかし、やってることは結…
この母の倒れてから亡くなるまでの物語は、実体験だからこれを書けばたいへんな経験に読者は経緯を評するのだが、あくまで文学という観点で考えて行く。これは、母との娘のドラマである。この母の死に至る2週間を通して、これまでの母と私の諸々の葛藤や愛情…
T冗長面白いけどしまりがないですA総じて大村さんのは、コアがない。全員二番打者とか、ローテーション全員アンダースローとか。打線ならぬ文線のつながりにかける。この話に何かエピソードがあればがらりと変わるだからパラグラフごとには問題ないしやるこ…
この作品は根本において「生きる」のタイトルでいいのか?ほかの人の生きるは正面から生きるを捉えたものですがこれは生きることをおばさんを鏡に示そうとしたもの、もしくは、おばさんを鏡に見えたものは、生きることそのものだ、という展開を狙ったもので…
前提①アンネフランクが書いたアンネの日記を、文学作品として批評する人はいない。文章が下手だとかここの描写がおかしいと言う人はいない。アンネの日記が文学的価値を持つかといえばそれはない、あれはあくまでナチスに虐殺されたユダヤ人の少女が綴った文…
①幼年期や少年期の環境は、人間にとってはそこから逃げる手段も改善する手段もなくどうしょうもない与件ですです。でも人は成長し生きて行かなければならない。望まれない誕生であっても疎まれながら育てられても結果を引き受けるのは結局本人になる。ここ…