【ブログ版】世界の名作文学を5分で語る|名作の紹介と批評と創作

YouTubeチャンネル『世界の名作文学を5分で語る』のブログ版です。世界と日本の名作紹介と様々な文学批評 そして自作の詩と小説の発表の場です

2020-01-01から1年間の記事一覧

モーツァルトの名曲『アイネクライネナハトムジーク』と私:随筆

モーツァルトの名曲『アイネクライネナハトムジーク』と私************************** モーツァルトのアイネクライムナハトムジークという曲を知らない人はいないだろう。曲名でわからなくても聴けば「ああこれね」となるに違い…

猟人日記のツルゲーネフ

猟人日記は、国木田独歩の武蔵野に引用されています。短編集なので引用は「あいびき」からです。短編集とはいいますが、これはもう散文詩集ですね。自然描写は素晴らしい、でもまあ物語は、どうか?あまりにも悲惨すぎてついていけない面もあるのですが、そ…

熊本の夕暮れ風景。360度の展望

360度の展望がたまたま味わえました。 とあるホテルの屋上にて。 熊本ナウ。

スイスの作家ケラーと「緑のハインリヒ」

緑のハインリヒ読んだら面白くてやめられなくなります

動画で文学を語る理由

文学を動画で語るようになって一カ月ほど。とても面白い。書けよと言われるかもしれないが、書くのは面倒であるというのは世界の作家や作品についてもし書けば、やはりちゃんと書くからいちいち時間もかかるのである。それが一回だけのしゃべりになると そ…

詩の味わい方は深い

詩の味わい方は深いトータル的に文芸を書く場所がどこにもなくなったような気がするのであえてここに書きますが。わたしは文芸誌らむぷで、30代から10年小説修行をした。その話は何度か書いた。しかし実は詩についてはそれよりも長く、高校2年の時に福岡の…

ドストエフスキー雑感 HF

簡単に楽しむには、貧しき人々。長いけど面白い虐げられた人々。感動を求めるなら罪と罰。作品の前に、アンリトロワイヤのドストエフスキー伝を読むと圧倒的に理解が深まります。カラマーゾフは読めば必ず面白いけど、ドストエフスキー慣れして読むほうが震…

ロマンロランのジャンクリストフはとても長いから短いものから読み始めよう

ロマンロランジャンクリストフ魅せられたる魂ペギーベートーヴェンの生涯トルストイの生涯素晴らしいフランスの人文主義作家

アンドレ・ジードを読むなら「狭き門」ではなくて「地の糧」です

アンドレジードはでも時代とともに読まれなくなると思う

ロシア文学のすべてはプーシキンから始まった

ロシア文学のビッグバン 天才プーシキン素晴らしい叙情詩。そして大尉の娘 スペードの女王 ベールキンの物語。詩人としても作家としても天才でした

人類最大の詩人ゲーテについて

ゲーテほど詩も小説も天才的にかきまくりじっくり完成させた人はいません作家としても詩人としても天才の中の天才です

フランスのプロヴァンスの作家 ドーデの小品は珠玉の物語です

風車小屋で書いた小品群は素晴らしい物語のオンパレードです

文学界の化け物バルザックは一大絵巻物人間喜劇を書いた

バルザックは人間喜劇という枠組みですべての自作を統一しました従妹ベッドゴリオ爺さん赤い宿屋ことづてザクロ屋敷好きな作品です

音楽を言葉で奏でた叙事詩人トーマス・マン

トーマス・マンはヘッセの親友でもありました。当時のドイツのヘッセやカロッサは小説も書きましたが詩をたくさん書きました。そんな中トーマス・マンはいわゆる詩を書きませんでしたが、実は彼の書いた小説は叙事詩だったのです。韻を踏んだホメロスのよう…

【小説のための文章デッサン】小学校の時、缶蹴りという遊びをお寺の境内と墓場でやった思い出

子供のころ、秋になると缶蹴りをよくした。だいたい、地域の小学生が学年を越えて10人くらい集まると村のお寺の境内で缶蹴りがはじまった。 ルールは簡単。小さい丸を書いてそこに適当なカンを置く。 夏は暑いし蚊もいるからしない。冬はじっと隠れていると…

カフカを中学生と高校生が読んでもほぼ何もわからなかったという話です

カフカは20世紀三大作家のひとり

三島由紀夫の「豊饒の海 春の雪」の映画に竹内結子は出たものだ Hf

春の雪に綾倉聡子役で、竹内結子は出演した作中の聡子のイメージとは違うと思ったが、美貌という点では文句なしだったで今日訃報が列島を駆け巡った相当に驚いた最初は離婚の報道かと思ったし亡くなったと分かっても癌とかだったのかと病名が気になったとこ…

アメリカの詩人ホイットマンの詩集「草の葉」は偉大だがとても読めない、長すぎる

世界で一番短いホイットマン入門

ディケンズはイギリス最大の小説家です

フランスの小説と言えばモーパッサンの「べラミ」が一番面白い

ヘッセはロマン的な詩人から文明批評家になった

ドストエフスキーは深淵な哲学的神学的作品を書く前は売れっ子の流行作家だったことを知るとよくわかる

トルストイの戦争と平和は 短編集として読むと珠玉の作品集となる

戦争と平和を通読しようと多むとあちこちでつまずきます。 そこで短編集と思って読んでみましょう。 すると珠玉の短編が無数に連なっているのがわかります。 戦争と平和から 「ペーチャの死」https://www.youtube.com/watch?v=0QgC5cL4eUk #アンドレイ侯爵 …

スタンダールの赤と黒を楽しむ

赤と黒の全体像をつかむのはとても難しい。

古典文学だけでは生きるのは難しい 自己啓発の本も必要?

昔から 文学は上院で自己啓発書は下院だと思っていた。つまり大所高所からの方針を決めるのは文学世界からの霊感で日常の人生を生きるためには自己啓発のメソッドを使うと。古典となって小説たちは何がすごいのだろう。現代小説で、たとえば帚木蓬生とか東…

トルストイの「人生論」という本があるが19世紀の知性の昇華だ  

人生論。 無数の人が語り書いてきた主題だ。なぜならすべての人に共通するテーマだからだ。 トルストイは戦争と平和やアンナカレーニナを書いた後、晩年はもっぱら社会正義と神の国のためにものを書いた。 その一つが人生論である。 で、この人生論はなかな…

随筆への一考  古荘英雄 文学日記

随筆は文学なのか?と聞けば10人がいれば10人ともそうだというだろう。日本においては、枕草子、徒然草、方丈記などの古典的名作文学は随筆である。ヨーロッパにもモンテーニュの「エセー」という文学史に残る金字塔の随筆がある。チャールズラムのエリア随…

世界の古典文学を自分勝手に読んだ話をお伝えしています

動画です

オーストリアの作家アーダルベルト・シュティフター作「晩夏」

私が一番影響を受けた本は、普通誰もよまない長編小説ですオーストリアの作家アーダルベルト・シュティフター作「晩夏」です。短編集には比較的?有名な「石さまざま」がありますが、どれも珠玉の名品と言えるえしょう、ただしこちらもほとんど日本では読ま…

作家の書斎の思い出:文学日記

昔から作家の書斎の写真を見るのが好きだった。なぜなのかはわからない。でも人の書斎というか机周りみるのがたまらく好きなのである。覚えている書斎は村上龍夢枕獏トマスハーディヘルマンヘッセトーマス・マンヘミングウェイ宮本輝芥川龍之介と言ったとこ…