2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧
レムリア文明最後の女性大統領シヴァと、それに仕える脳力者オシリスは若い時ともに同じ学園で過ごした。 ******************** 蝶が飛ぶ。 蝶は風そのものとされていた。見えない風の動きを忠実に再現して飛んでいる。人は蝶を見ること…
シヴァ大統領はオシリスたちの思念の凝縮した泡の中にいる。 その泡の表面はエネルギーが発光し、光り輝く玉になった。 そしてオシリスたちは今や物体としての在り方をやめ、エネルギー存在として、シヴァ大統領の周りを守るように浮かんでいた。 人々は空に…
脳力者の長オシリスの警告を受けた大統領シヴァは大避難計画を練るが決断できない議会のせいで実行が遅れる シヴァ大統領はオシリスに命じてできるだけ多くの都市に、大洪水のまじかなことを伝えようとした。脳力者のいる都市はあちこちに点在していた。思念…
ある移住7/27 第一章【大洪水へのオシリスの警告とシヴァ大統領の苦悩】 1・ 私たちの知る年代で測ればそれは西暦紀元前1万2000年のことだった。 日ごとに海面が上昇していく様は、港の桟橋が干潮時でも水の中にあることからも誰の目にも明らかだった。 こ…
「文学する」とはなにか? キルケゴールやヤスパースは 哲学的思索をしたり、何かを体験して哲学的気づきや驚きをすることを 哲学する と言いました。 それは、カントを読むだけではダメで、読んで自分の頭で、何かを深く感得する状態をら言います。また、書…