2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧
素人小説のポイントはふたつ。1.文体の破綻2.物語の破綻これまで坪内さんの小説は文体は安定しても、なぜだか降ってわいたような物語の破綻があって、う~んって感じが読後感だった。ところが今回は 最後まで物語が破綻しなかったということは、完璧な小…
文字が発明されてからずっといわゆる手書きだった。PCやワープロ、特にスマホ以来文字は電子的な入力となった。だが私は今でも2本の万年筆で時々長く文章を書いている。手書きの時と入力の時で脳の働き方が明らかに違うからだ。********昔は作家が…
日本語の詩について 江戸期まで。 戦後すぐくらいまでであっても 日本には3つの定型詩があった。 それは俳句と短歌と漢詩である ◎古池や 蛙飛び込む水の音 ◎泥棒をとらえてみれば我が子かな ◎痩せガエル負けるな一茶ここにあり ◎蝶々が韃靼海峡を渡っていっ…
堀辰雄と言えばぼくにとっては【風立ちぬ】 ただし 風立ちぬは その前触れ的な小説として 美しい村 を持ちます なので 美しい村と風立ちぬを通しで読むのがいいかなと思っています 菜穂子など 菜穂子もありますね でも風立ちぬ以外だと 妻への手紙 大和路・…