【ブログ版】世界の名作文学を5分で語る|名作の紹介と批評と創作

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手書きとPCスマホへの入力の違い

 文字が発明されてからずっといわゆる手書きだった。

PCやワープロ、特にスマホ以来文字は電子的な入力となった。
だが私は今でも2本の万年筆で時々長く文章を書いている。手書きの時と入力の時で脳の働き方が明らかに違うからだ。
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昔は作家がワープロで書いてると言うとの声があがったものだ。30年前はきちんとした文章は手書きでなくてはいけない風潮があった。でもPC時代になりスマホになって書いたものはいつでもどこでも見れるようになって逆に手書きで書くことは非効率であり推敲や編集もたいへんだからやるべきでないとされた
でも5000年の文字歴史のうちの、ここ10年ほどの話だ。
著名な書道家が著書の中で たとえば仕事と手書きで書くときと、日本語入力で一番おこなわれるローマ字入力の「sigoto」と打つ時の手の動きの違いを指摘していたことがあった。
仕事、と表現するときにまるで違う手の動きをするのである。
そして視覚的にもディスプレイ上に活字的にきれいに仕事と表示されているものと、自分の文字の違いがある。
つまり仕事と書くだけで、手書きと入力ではまるで違う体験をしているのであり、当然脳の働き方も違うのである