【ブログ版】世界の名作文学を5分で語る|名作の紹介と批評と創作

YouTubeチャンネル『世界の名作文学を5分で語る』のブログ版です。世界と日本の名作紹介と様々な文学批評 そして自作の詩と小説の発表の場です

小説教本 小説の書き方の目次です

 実はそれなりに小説を書くだけなら、誰でも書けるようになる。

こんな感じで学習すればいい。
1.小説の文体
2.小説文体の原則
   同じことを二回書かない、など10項目くらい
3.小説の構成の原則
   登場した人間や道具など、書いたままにせず必ず処理して決着させる
   伏線を貼る
   起承転結がベースにあること
4.キャラ設定
   登場人物がどんな人間になっているか意識する
   内面でその人を示すのではなくて、癖やしぐさや行動やセリフで示す
   服装や髪型や住まいや食べ物、衣食住を書くことで浮かんでくる
5.風景・情景描写
   情景描写は単なる舞台ではなくて、登場人物をも表現することができる
   情景描写がなければ人形劇でしかない
6.どんな思いを込めるかを考える
7.これらをベースにあとは自分の中の普遍的精神が生きるかどうか、それがつまり才能ということになる
つまり才能以外の6項目は誰でも練習すればできるようになります。
ピアノの練習をすればだれでも弾けるようになるのと同じです。
プロになるかは才能次第。
でも弾けるようにはなる
それは小説もまったく同じです。
どれだけ多くの人が正しい手順で正しい方法を練習しないことか、驚くばかりです
自分には自分のやり方があるとか、自分は基本をベースに応用しているとか、
そんなセリフは1から6が全部できたときにいうセリフです。
もちろん書く楽しさは個人的なものだから、それは我流でもいいのだけど、10枚以上、まして30枚以上のものは、我流では書けません。それはピアノを適当に弾いても雑音にしかならないのと同じです。
つまらなくても、方法論に沿わないと作品になりません。自分が好きなように書いたら作品になる、なんていうのは、膨大な読書によって自然に書けるようになってる人です、村上春樹村上龍平野啓一郎も初作品がいきなり受賞ですがその膨大な読書量が土台にあるのです。