日記と随筆
宗像大社の近くの名もなき神社の入り口に ふと見ると猫がこんな所にいました 神の使いにしか見えなかった!! 純文学ランキング
作品は書いてしまえば他人事です。その境地になるくらい真剣に書いたら批評など気にならなくなります。うまくなりたいとかほめられたいとかいうのは論外です。それは文学することと何の関係もありません。食事に来たのに食堂の床材を気にして楢材じゃなくち…
文学的故郷を持っていますか? ヘルマン・ヘッセに「世界文学をどう読むか」という100ページにも満たない小冊子がある。冒頭からいきなり素晴らしい一文で始まるのだが作家を目指す人にはぜひおすすめの随筆である。 その中にこんなくだりがある。 「自分…
大学を卒業して半年の間に、同じサークルだったK子と何度か会った。ある時は大学の近くで夜食事をしたし、あるときは大学の近くで昼お茶を飲んだ。なぜK子と会っていたかよく思い出せない。就職してしばらくの間は大学時代が恋しくてサークルにいって後輩…
日本の随筆はなぜ短いのか? 不思議に思うことがある。 モンテーニュのエセーというのは、何冊分もの文章だけど、日本の随筆を代表する 方丈記も徒然草も枕草子も、とても短い。現代語訳なら一晩で読んでしまうだろう。 短いのが不思議ということではない。 …
日本語は 古く 多様で 漢文化と西欧文化を咀嚼したことで 筋金入りのものすごく発展した言語になっています。 世界の中でともすればマイナーな言語と思われがちですが 使用人口で世界ベスト10に入っていたと思います。 さらに 15世紀には人口でいえば、…
1982年の夏。 あれはまだ青函連絡船が北海道と本州をつないでいた頃のことだ。 まだ国鉄が全国の鉄道を管理しており、地域ごとに周遊券という切符が発行されていた。 20歳の私は仲間と北海道の周遊券を購入し、これで2週間、普通電車なら道内を乗り放題…
「文学する」とはなにか? キルケゴールやヤスパースは 哲学的思索をしたり、何かを体験して哲学的気づきや驚きをすることを 哲学する と言いました。 それは、カントを読むだけではダメで、読んで自分の頭で、何かを深く感得する状態をら言います。また、書…
文学の領土というと固いけど その範囲はどんなものだろうか? 文学というとざっと思いつく表現方法としてはこんな感じ。 小説 詩 戯曲 随筆 優れた日記 優れた手紙 数えたこともないが日本語で出版されている文学のカテゴリーに入る書籍は 何冊あるのだろう…
自費出版の文化 かつては詩を書きためたら詩集にして、短編を書きためたら短編集にして長編を書いたら一冊の本にして、たとえ出版社が出さなくても自費出版して残す人も多かったものです。 自費出版の場合は、だいたい年賀状と同じ数だけ印刷します。まあ、…
ウルトラセブンの最終回、「史上最大の侵略」。 正体を告白するダン。アンヌとの別れ。 アンヌ、僕はね、僕は人間じゃないんだ。M78星雲から来たウルトラセブンなんだ!!! このあたりからシューマンのピアノが鳴り出す。 ダン、変身したら死んでしまう…