【ブログ版】世界の名作文学を5分で語る|名作の紹介と批評と創作

YouTubeチャンネル『世界の名作文学を5分で語る』のブログ版です。世界と日本の名作紹介と様々な文学批評 そして自作の詩と小説の発表の場です

文学日記:古典を読書しているときは瞑想状態に入っているという話 HF

最近の、現代の、小説はたいてい読めば面白い。

一気に読んでしまうものもたくさんある。
村上春樹宮本輝、乃生アサ
その他様々な歴史小説や時代小説やミステリー
ほんとにおもしろい

でもそれほどのちのちまで印象が残るかといえばそんなことはないのだ
その場が面白いけどすぐ忘れるという感じ。

その点古典は違う。
逆だ
その場がつまらなくて退屈でもがんばって通読すると
のちのちまで記憶に残るし感動もする
その作用はなんなのだろう。
古典とは時代が変わっても面白いということで残るものという説もある
それはちょっと違うとも思うが
19世紀の
モーパッサンのベラ三や女の一生など今読んでも単純におもしろい
ディケンズモームもみな面白い
19世紀が古典かどうかという問題があるが
一応時を経て評価が定まり価値ありとされるものという定義でいけば20世紀も古典だ

こうした作家たちのものを味わいながら読んでいると
今どきの小説ではあきたらなくなる
文学とは偉大なものだ