今は面白く初めて読んでいます。
なぜ読もうと思ったかというと、翻訳者の
加島祥造氏の
『タオ』シリーズを愛読したからです。
老子の英訳からの日本語への翻訳によって、
日本人にとって漢文の枠に閉じ込められたチャイニーズ古典を
まったく新たな視点で読むことができる。
で、その
加島祥造氏ですが、今は
伊那谷というところに隠棲しています。
ほんと、
老子のような人ですね。
あふれんばかりの
英米文学の知識があって、
英語からチャイニーズ文学の古典を楽しんでいる。
杜甫などもそうして楽しんでおられる。
彼は
英米文学の教授でその仕事のひとつがフォークナーの翻訳です。
加島さんの影響で「
八月の光」を再び手にしたわけです
婚約中に読みかけて、実は今月末で離婚するのです。
それまでにこれを読み終えるのがひとつのけじめのような気がしてきました。
小説そのもの面白い。フォークナー読むのもはじめてです。
またひとつ新たな宇宙が登場しましたね。