2018-11-29 輝きというもの 自作の詩 夜ふすまを開けるとそこからは異形のものたちが入ってくる それは恐怖だろうか力だろうかそれとも光なのだろうか それは明日からのものたちだろうかそれとも昨日たちの屍だろうか ふすまの向こうの夜の闇では表面に張り付いた光を肉眼で見ることができるが昼には光は見るものではなく青の深みに潜っていくときにだけ感じるものだ 今は夜この今がこのように連なる時はいつも夜ふすまの向こうが輝く時刻私たちが世界と直につながる世界なのだ 純文学ランキング