2018-11-08 永遠 辻冬馬 自作の詩 永遠 瞳の瞬きの間に 星が死ぬ 星の瞬きの間に 人が死ぬ だから 星も人も互いを知ることはない 星も人も 次に輝くとき 次に光が入り込むとき すでに互いの命は消えている だから そんな不思議な命のことを どんなに探ろうとしても どこにもたどり着けないことを知るだけだ だが その瞬きの狭間では死滅していながら 次の輝きと 次の視界にだけ生きる そんな命があることは 誰もが経験したことなのだ にほんブログ村