辻邦生はいつも文章を書いていた
辻邦生は
ピアニストがピアノを弾くように
いつも文章を書く
というのを信条にしていた。
だから膨大な日記や手記がある
そしてそのほとんどは出版されている
パリの手記のシリーズもそうだが
夏の光満ちて
とか
永遠の書架に立ちて
とか
無数にある
昔の作家は日記を書くものだ
トーマス・マンも膨大な日記を書いた
日記を書く合間に小説を書いたり詩を書いたりしたようなものだ
さらに手紙も膨大に書いているのだ
でも
今でも
私などは小説を書き
ブログを書き
Facebookを書き
Twitterを書くから
同じかもしれない
とにかく
文学に生きるものは言葉を書き続けるものなのだ
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