ぼくは村上春樹がデビューして三作目の 羊を巡る冒険 以来
ずっと彼の作品を読んで来ました
私が最初に読んだ 羊を巡る冒険 と2作目の1973年のピンボール
デビュー作の 風の歌を聴け は当時 新しい文学の形として
とてもサイケデリックな感じさえしていたものです
騎士団長殺し 動画で語ります
数ある村上作品の中で一番好きなものは何か?
その答えは いつも最後に読んだものが一番好きだ になります
ぼくは読書に際しては再読もよくするので 村上春樹も時々再読します
なので 何が一番好きかというのは その時々の状況次第です(笑)
この記事を書いてる時に一番好きなのは
です
そこで動画を2本作ってみました
1本目
楽しく笑いながら 村上春樹の深く面白い世界の謎を解いていきます
村上春樹はレイモンド・チャンドラーのような主人公が宝探しをする、そんな小説世界を作ります(昔本人が言ってました)
騎士団長殺しは そのパターンが最高度に成功した小説だと思います
でもチャンドラーのフィリップマーロウといよりはシャーロックホームズのような繰り返しの面白さですね
絶望的な再生産によって生み出される村上ワールドは、安全な膜につつまれて冒険することができます。そこがほんもののカフカとの差かもしれません
2本目
なんとなく未処理が多い気がするのと、私の冒険とまりえの冒険の合わせて120ページほどが、べた塗の画のようでちょっとかったるいのが本音です
しかし全体としてはとても面白かった。
しかしそれだけに後半が残念 でも間違いなく面白いです
*動画中 南京大虐殺を巡ってこの作品を批判した作家名を失念してましたが、百田尚樹ひゃくた なおき氏でした