【ブログ版】世界の名作文学を5分で語る|名作の紹介と批評と創作

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ヘッセ作「荒野のおおかみ」の事実上の初読

 

ヘッセ作「荒野のおおかみ」の事実上の初読



たぶん28歳くらいに一度全部読んだはずだが何も覚えていなかった

ヘッセの第一次大戦までの作品は頭に残りやすいが

社会批評、人間精神の問題に深く分け入っていく時代の作品は

なぜか頭に残らない

デミアンもシッダールタも名作と言われて 私も楽しく読んだものの

あんまり印象に残っていない

それぞれ再読したのだがいいまいちだった

これはもう相性の問題だと思う

荒野のおおかみである

この第一次大戦以降の精神の探求ものの中では

前述の2作よりも後のナルチスとゴルトムントよりも

ずっと面白かったのである

 

ガラス玉演戯はまたちょっと違う系統なので

ヘッセ作品の中では一番いいかなあと思ったりする

もちろん詩人こそヘッセの在り方の核心なので

小説だけでヘッセは語れないのだが。

 

さてそんな荒野のおおかみについてたくさんしゃべりました

 

ネタバレなしで聴きたい方用と

ネタバレありで聴きたい方用と

2通り作成しました

 

ネタバレなし

 

ネタバレあり

 
 

ヘッセを書いた自作の詩です

anisaku.hatenablog.com

ヘッセの生涯の変遷をテーマに書いています

 

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