ゲーテのファウストを本格的に読む試みです
無事終了しました
これがアーカイブです
今回の機会で ファウストを2回通読しました
そしてはじめて少しは理解できた
あるいは面白かったと思えましたのっで
いろいろと文章や動画をアップしてみました
これは芝居なんだってこと!を忘れてはいけない
この戯曲は頭の中でしか上演できない
そして頭の中であたかも映画でも見るように
ホンモノの舞台を見るように上演しなくてはならない
そうでないと まるで響かないということがわかった
でも一人で読んでいても そんなイマージネーションを起こすほどには
手間暇はかけられないので
2023年10月14日にon-line読書会をした次第です
そしてファウストの印象というのは
ひとつに収れんしないということがわかった
登場人物ごとに異なる世界観で生きていて
だから 登場人物が歌うたびに 別の人間の別の人生になっている
なので そんな作品の統一の印象を持てようがないのだ
以下はオンライン読書会に伴う事前準備の動画や折に触れてのメモ、手記である
ファウストは第二部が難関なので・・・メモをたくさん用意しました
スイスで復活するファウストのシーン
第二部は冒頭からいきなり詩のオンパレード
それで退屈になって本を閉じる人もたくさん
そこで この冒頭部分の詩についてのみ語った動画を作りました
動画のためのメモ
◎最初に
このアルプスの瞑想で 第一部から高揚する
マルガレーテへの死刑の舞台から逃亡、気分を変える
贖罪の詩
とても大事
読むのではなく 歌う ように味わわないと入ってこない
翻訳だから詩として無理でも そういうことを想像しながら味わうこと
◎小さな妖精の広い心の技
◎夜の4つの時間 ローマの分け方
西東詩集の夕暮れから夜の詩
そのセリフの後で
4つの時間に対応する詩が続く
リラックスから瞑想へ
そこから目覚めていく
瞑想のステップにも通じるものがある
夜は人間精神回復の作用 ゲーテが東洋を知れば熱中しただろうと思う
◎地からの炎は
制御不可能で
強烈に感情を沸き立たせる
デモーニッシュな。
メフィストがやってくる根源
メフィストもデモーニッシュの色彩に過ぎない
◎太陽の光の音
◎有名な滝と水しぶきにかかる虹
こういうところを
小説的に読み返すのはもったいない
自分で絵をかくようなくらいの
集中でイメージすると虹が見える
⇒いわばこのファウスト全体も
水しぶきにすぎず
ここからどんな虹がかかっているのかは
読者の印象にゆだねられる
ゲーテは滝をつくった 虹を作るのは読者である
すべての芸術に当てはまることばである
このアルプスの瞑想で 第一部から高揚する
マルガレーテへの死刑の舞台から逃亡、気分を変える
贖罪の詩
とても大事
読むのではなく 歌う ように味わわないと入ってこない
翻訳だから詩として無理でも そういうことを想像しながら味わうこと
◎小さな妖精の広い心の技
◎夜の4つの時間 ローマの分け方
西東詩集の夕暮れから夜の詩
そのセリフの後で
4つの時間に対応する詩が続く
リラックスから瞑想へ
そこから目覚めていく
瞑想のステップにも通じるものがある
夜は人間精神回復の作用 ゲーテが東洋を知れば熱中しただろうと思う
◎地からの炎は
制御不可能で
強烈に感情を沸き立たせる
デモーニッシュな。
メフィストがやってくる根源
メフィストもデモーニッシュの色彩に過ぎない
◎太陽の光の音
◎有名な滝と水しぶきにかかる虹
こういうところを
小説的に読み返すのはもったいない
自分で絵をかくようなくらいの
集中でイメージすると虹が見える
⇒いわばこのファウスト全体も
水しぶきにすぎず
ここからどんな虹がかかっているのかは
読者の印象にゆだねられる
ゲーテは滝をつくった 虹を作るのは読者である
すべての芸術に当てはまることばである
<古典的ワルプルギス>
ヘレナ消滅
ファウスト第二部全体の概要動画
第二部は第一部と違って完全にオペラ!
それは頭の中で音楽付きで上演しないと面白くもなんともないわけです
メモ|ファウスト第二部<皇帝の間>
めっちゃ食っちゃ面白い なんだこの壮絶な面白さは
①シェイクスピア的かつモーツァルト的 崇高と俗世間的なものと。
地中に財宝がある 潜在意識だ
海中の王を語るメフィストの物語はアラビアンナイト的
地中の宝を暗示してから
金に色はない と陸軍大臣や宮廷大臣が言う
ユダヤ人の悪口
*********************
②広間で仮装舞踏会
*********************
③そして終わってお金ができている
金ができてみんな喜ぶが卑俗な使い道しかない
大衆はそんなものだ 金の使い方で人間がわかるなあ
④ヘレナとパリスを見せると約束
そして母たちの闇へ降りていく
①シェイクスピア的かつモーツァルト的 崇高と俗世間的なものと。
地中に財宝がある 潜在意識だ
海中の王を語るメフィストの物語はアラビアンナイト的
地中の宝を暗示してから
金に色はない と陸軍大臣や宮廷大臣が言う
ユダヤ人の悪口
*********************
②広間で仮装舞踏会
*********************
③そして終わってお金ができている
金ができてみんな喜ぶが卑俗な使い道しかない
大衆はそんなものだ 金の使い方で人間がわかるなあ
④ヘレナとパリスを見せると約束
そして母たちの闇へ降りていく
劇場の前座
インドのカーリダーサのシャクンタラー姫という芝居に
前座の場面があり それを取り入れて作られた場面。
ファウスト劇がドイツで成功するかどうかを詩人と道化に、劇場主が質問して
3人で様々な深い話をします
第二部の出だしのあたり宮廷の幕間劇
イタリア風の洒落た楽しい詩の数々が並んでいくんだってこと
そして そこにメフィストが介入してきてドイツのおどろおどろしさが混ざっていって
魔法の世界に入って行くってことかな