意外と名作 もしかしたら最高傑作
今 読了後すぐの気持ちで言えば 太宰治の最良の小説は「斜陽」だと思います
中学2年のとき読んで全然わからず何十年も実家の本棚に眠っていましたから新しくきれいな本のままでした。2021年の夏に再読しました
そしたらとても面白かったのです
これまで 太宰治で好きな作品は #晩年 #惜別 #右大臣実朝
などで #走れメロス や #富岳百景 や #新樹の言葉 などは太宰らしくなくて好きではありません。
でもいきなり斜陽が一番好きになりました
これは没落する貴族の悲しい話ではなく、これまでの世界が終わって新たな混沌とした世界へ向かう魂を照らす夕日の強烈な明るい光の、革命の話です。
何十年ぶりかで再読したこの斜陽は、
もし太宰がフランス人ならノーベル文学賞を取ったと思います
詳しく聞きたい方はぜひ動画をご覧ください
清貧譚も味のあるいい作品だった