#川端康成 の #雪国 は誰もが知る日本近代文学の最高傑作のひとつです。
その抒情的文章は日本語の極致とさえ言えるほどでありこれ以上の美は日本語では出せないかもしれない
でも なんでこんなに読みにくいのか?川端康成ミステリーを解明します
場面展開が地の文の途中であまりにもさり気なく行われ、場面転換プロセスは全く描写なし。
稀に見る名文と、この分かりにくさが混在した結果幻想を醸し出すが煙に巻いてるだけかもしれない
『雪国』(ゆきぐに)は、川端康成の長編小説である。名作として国内外で名高い。雪国を訪れた男が、温泉町でひたむきに生きる女たちの諸相、ゆらめき、定めない命の各瞬間の純粋を見つめる物語。愛し生きる女の情熱の美しく哀しい徒労が、男の虚無に研ぎ澄まされた鏡のような心理の抒情に映されながら、美的に抽出されて描かれている。
発表経過
『雪国』は、最初から起承転結を持つ長編としての構想がまとめられていたわけではなく、以下のように複数の雑誌に断続的に各章が連作として書き継がれた
以上の断章をまとめ、書き下ろしの新稿を加えた単行本『雪国』は、1937年(昭和12年)6月12日に創元社より刊行され、7月に第3回文芸懇話会賞を受賞した。さらに続篇として以下の断章が各誌に掲載された。
- 1940年(昭和15年)
- 「雪中火事」 - 『公論』12月号
- 1941年(昭和16年)
- 「天の河」 - 『文藝春秋』8月号
- 1946年(昭和21年)
- 「雪国抄」(「雪中火事」の改稿) - 『暁鐘』5月号
- 1947年(昭和22年)
- 「続雪国」(「天の河」の改稿) - 『小説新潮』10月号
以上の続篇を加えて最終的な完成作となり、「続雪国」まで収録した完結本『雪国』は、「あとがき」を付して翌1948年(昭和23年)12月25日に創元社より刊行された