ゴリヨ爺さんから選んだシーン
ヴィクトリーヌ・タイユフェル嬢
ヴォケェ夫人の下宿屋のひとり
彼女の父親は娘として認知しない
手元におかず年額600フランを送るだけ
さらに財産を息子ミシェル・タイユフェルに移すべく不動産を動産に変える
下宿人のひとりヴォートランは世紀の盗賊、悪のボス。モリアティ教授のような人。
ラスティニャックを気に入り貧乏貴族ラスティニャックを支援するため
ラスティニャックを好きなヴィクトリーヌに父親の財産が全額来るように仕向ける
つまり兄ミシェルが死ねばいいのである
決闘をしかける
そして見事乗った
伯爵フランケシーニ大佐によってミシェル・タイユフェルは死ぬ
ヴィクトリーヌの遺産は年額15000フラン、30万フランがタイユフェルの妻側の財産だけである、それに大富豪タイユフェルの財産が入る
タイユフェルの正体
短編小説赤い宿屋に、一代で大富豪になったタイユフェルの秘密が書かれている。
ラスティニャック
後に首相になる
パリの貴婦人の噂話
ランジェ侯爵夫人
これはまさに ランジェ侯爵夫人という作品にある
伯爵フランケシーニ大佐
ブランドン卿によって殺害される
愛人とその子供こそ
ざくろ屋敷の登場人物
そしてざくろ屋敷の長男マリーは
やがて別の小説に登場する
ざくろ屋敷
谷間のゆり、の中で主人公は南仏滞在のおり、ざくろ屋敷の噂話をする。
ゴリヨ爺さんの医学生ビアンション
ゴリヨ爺さんの臨終を看取るラスティニャックの親友
従妹ベッドに登場、作品は約10年後(36歳ゴリヨ 47歳従妹ベッド)
ビアンションはパリの名医となっている
マルネフ・クルヴェル夫人(作中ヴァレリーと呼ばれる)とクルヴェルが毒殺されるシーンにも登場し、どうやらこの夫婦の病状は毒によるものだと看破する
昔からのヴァレリーの愛人がモンテスが毒殺している
バルザック自身が死に際に、普通の医者では病気は治らない、ビアンションを呼んできてくれとうわごとながら頼んでいるほど。
従妹ベッドは47歳のときの作品。それまで他の小説で出てきた人がビアンションを含めて86人!
主人公のユロ男爵は初出場。