人は芸術批評に耐えられない
詩に限った話ではない
芸術作品なら音楽でも絵画でも同じことだ
作品を批評すると、その人のものの考え方、感性の在り方があからさまになってしまう。
もちろん、その処理の仕方は技術でカバーできるので、力量があればそれなりにうまく感じるものだ。
一番酷評を受けるのは、心の来る見方を知らずにそのまま表現するひとだ。
それがあまりにも愚かだったり自分本位だったり、自我の弁論大会だったりすることがある。
そうすると作品の批評はその人の心の在り方への批評とならざるを得ない。
だから批評が人間性の攻撃に感じるのだが、でも芸術とは人間性の表現だから、詩の批評とは人間性への批評となる。