【ブログ版】世界の名作文学を甲論乙駁|名作の紹介と批評と創作

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【夏目漱石 彼岸過迄を熟読】作家的目線で味わうアクロバティックな鑑賞法|どこが名作なのか?後期3部作の1番目 近代的自我は女性にはとりつかない?

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夏目漱石の 彼岸過迄 を50年ぶりに熟読しました なので持ってる本も50年前に購入したもの 漱石より年上になってはじめてわかったこの小説の隠された見どころをご紹介します

 

後期三部作と前期三部作

前期は三四郎 それから 門

後期は彼岸過迄 行人 こころ

になっています

そうなると初期2部作で 吾輩は猫である と 坊ちゃん を

ひとつにカテゴライズしたいものです

漱石読書は中学時代 漱石ルネサンス

ぼくは漱石の小説を中学2年と3年で結構読みました

明暗 こころ 彼岸過迄 門 それから 道草 三四郎 硝子戸の中

通読はしたものの さすがに中学生に漱石はわかりません

ただ こころ はなんだか知らないが印象深く残っていました

 

なので還暦過ぎてから読み直している YouTubeやってなかったら読まなかったと思いますが 読んでしゃべることに生きがいをもっているので(笑)読み返しています

 

最近では行人 三四郎 彼岸過迄を読んだわけですが

この年で漱石を読むと実にその裏側までよくわかったような気がしました

そして素晴らしい作品たちだと改めて思う次第ですが

こうなると中学生のときにはなんのために読んだかわからない(笑)

やはり理解度はあるので中学生には芥川や武者小路あたりがいいのではないかと思いました

 

いずれにしても彼岸過迄はとても面白かったです

動画の内容をざっくり画像で見渡せます

 

 

昔文庫本は安かった!

オンライン読書会で 行人 を徹底的に読みました

ヘーゲルの近代というものに照らし合わせて 漱石を考えると

割とぴたりとはまります と思いました

近代的自我に一番苦しんだ例としてドストエフスキーの 地下室の手記 があると思います

漱石は近代人としての自我の苦しみを漢詩でも表現しました

 

行人より好きです

ただし 作品としてはぶつ切りの構成で 森本も敬太郎も未処理である

占いに行く敬太郎のキャラを終わらせていない

 

敬太郎という舞台回し

松本という高等遊民

森本という活動家

田口という活動家

田口の娘の千代子

①まずは高等遊民松本と

高等遊民候補の須永と千代子

最後まで読んだ後で千代子登場シーンを改めて読むとき 

この作品の詩の部分が味わえる。

100倍の魅力で再登場する(言い過ぎ でも倍くらいはある)

行人の姉さん 

彼岸過迄の千代子 

それぞれ魅力的な生きた人間である

女は近代化していない?のかもしれない 漱石の思考の中では。

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