【ブログ版】世界の名作文学を甲論乙駁|名作の紹介と批評と創作

YouTubeチャンネル『世界の名作文学を甲論乙駁』のブログ版です。世界と日本の名作紹介と様々な文学批評 そして自作の詩と小説の発表の場です

名詩の紹介

思い切って芭蕉の超訳 【古い寺の古い池にたたずんで】|現代の感性に合わせて解体再構成した

超訳 古い寺の古い池にたたずんで 古池や かわず 飛び込む水の音 前書き 俳句の代表ですね。俳句は翻訳不可能、短歌も翻訳不可能と言いつつ日本人は漢詩を勝手に書き下し文で読み、ドイツの叙情詩でもフランスのシンボリズムでも翻訳で読んでいます。イギリ…

【超訳か創作か】叙情詩人ヴェルレーヌの美しい音楽を解体再構成した試み

ヴェルレーヌの秋の歌 【街の向こうの空のかなたに・・・・・・】 空はこの街のビルの向こうに悲しく青く広がっている人々が通りすぎるだけの街路樹を午前の淡い光が包み込んでいく あの空の青に向かって 少年が走っていく あの空の青に向かって 少女が手を…

超訳ヴェルレーヌ「 秋の歌 」上田敏に捧ぐ|名詩超訳シリーズ

ヴェルレーヌの秋の歌 また秋が扉を開けた 秋の日に寂しさが木々の梢を震わせる誰かが弾くバイオリンの音色が溜息のように泣き声のようにわたしの心を見つめながら通り過ぎていく 子供たちがやさしさに包まれた それぞれの家に帰る時刻 どこかで鐘が鳴ってい…

夏目漱石の漢詩を超訳してみてわかったこと!|近代最高の詩人は夏目漱石だった

古井由吉さんが言うには、日本漢詩の最高峰は室町五山文学だそうです。いやあ、聞いたこともなかったが、室町時代の京の五山の寺の坊さんたちが書いた漢詩。 これがとてつもないものなのだそうです。 さて日本近代詩の有名どころは萩原朔太郎、三好達治、島…

ワーズワースの短い名詩『虹』詩』を超訳すると長い詩になった|意味を解体し構成して生まれ変わる古典の詩

敬愛するワーズワースに捧ぐ 原詩 My Heart Leaps Up -William Wordsworth My heart leaps up when I behold A rainbow in the sky. So was it when my life began; So is it now I am a man; So be it when I grow old, Or let me die! The Child is father…